段ボールキエーロ実験中ページ
〈はじめに 2021年8月〉
生ごみは10年近く、小型電気乾燥機を経て段ボールコンポストで処理していました。ただ、段ボールコンポストは、土の入れ替えが必要→集合住宅だと堆肥を使いきれない・夏はどうしても羽虫が増えるなど使いにくさもありました。そんな悩みを解決してくれそうで気になっていたのが〈キエーロ〉です。相模原市内でもキエーロ(木製)販売を見かけました。が、
二の足を踏んでいたのは「大きさ」です。小型キエーロでも、集合住宅ベランダにはなかなかのサイズ感。土を入れたら重量も相当で躊躇していました。そこで、
ためしに、段ボール箱ミニミニキエーロを自作して実験してみることにしました。以下、実験中の様子です。
更新 2022.2.13
実験から5ヵ月経過
年明けから厳しい寒さがつづくなか、各キエーロ変わらず10日ごとにゴミを投入してきました。毎回、約5日分のコーヒー殻・茶殻・野菜くず少量ですが、寒さで、分解が投入に追いつかなくなっている様子です。表面にかぶせている土にも、これまでの分解残りがカラカラ乾いて小石のようになって混ざっています。そこで投入を一時お休みして、羽虫の居ないこの寒い時期に、一旦 全体を湿らせて完全に分解しきることにしました。
約1ヵ月を目安に、全体が分解しきったら投入を再開しようと思います。
2021.12.5(追記 12.30)
実験から3ヵ月経過
3ヵ月が経ち、変わらず〈各キエーロに約10日ごと〉に生ごみを投入しています。先月また土を1リットル程度(親類宅の庭から拝借)追加しました。
本格的な寒さを前に、キエーロ2つとも新しくしました。保温のため、段ボール箱を二重にして、ゴミ袋を前面と背面に掛け、夜は大きなゴミ袋を上にかぶせています。
気温が下がってきて、生ゴミが極端に残るほどではありませんが、分解(ジャガイモの皮など)は少し遅くなっている印象です。
そこで、分解を助けるため、水に木酢液をすこし混ぜてみることにしました。
日中、冬の陽ざしがベランダ床面まで届かなくなってキエーロ箱が温まりにくいため、保温の工夫を考えています。
2021.10.24
実験から2ヵ月経過
1週間前ウロウロしていた小さな羽虫は居なくなりました。段ボールコンポストを使っていた頃は、2ヵ月を過ぎると土がぺたっとし始めて土の取り替え時期が近づく頃ですが・・・
分解はすこし遅くなっているようにも見えるものの、土のべたつきや羽虫が増えるなどの様子は見られません。定期的に土を少量ずつ補充したら、使い続けられるだろうか?と期待し始めています。
朝晩の気温がだいぶ下がってきたので、冬を前に、少しでも保温できるよう段ボール箱を改良しようと考えています。
2021.10.16
実験からもうすぐ2ヵ月
今まで、まったく居なかった羽虫が、ここ数日、キエーロ箱の周りをウロウロし始めて、数匹入り込んでいました。
土の分解力が落ちてきたのか、または、このところ朝晩、雨除けと保温に、追加のゴミ袋で覆っていたせいか・・。土を1リットルほど追加して、よくかき混ぜて、様子を見ることにしました。
2021.9.19
実験から1ヵ月経過
今のところ、匂いもなく虫も寄らず、大きな問題はありません。1ヵ月の生ごみ処理の概要です。
我が家は少人数、生ごみもだいぶ減量済み、主なものは、茶殻・コーヒー殻、ジャガイモや梨など野菜/果物の皮です。
当初、各箱の土の量は8~10リットルでしたが、かぶせる土が少なく、数回追加して、現在それぞれ約14リットルほどです。
以前の段ボールコンポストはほぼ毎日投入・撹拌して常に全体が湿っている状態でした。それが、キエーロ実験では5日ごと→各箱10日ごと投入で、かつ表面に乾いた土をかぶせるためか、土の状態がコンポストと大きく異なる印象です。
まずは1ヵ月支障なく、このまま継続します。段ボールコンポストは2ヵ月過ぎると土がペタっとして投入し続けると虫がわくこともあって土を入れ替えていました。通常サイズのキエーロは土の取り替え不要とのことですが、はたして段ボールサイズではどうでしょうか?
2021.9.15
●ミニ2回目投入から10日目・3回目投入
暑さの戻り。ジャガイモの皮・ニンニクの芽などが多少残っていました。3回目(5日分400g)生ごみを投入しました。
ガーゼ(乾いた土を取りやすくするため)がボロボロに破けてしまったので、極薄の綿の端切れに取り替えました。
2021.9.11
●ミニミニ2回目投入から10日目・3回目投入
9月に入って猛暑から一転、肌寒いほどの気温がつづき、保温のため箱にかけるゴミ袋を1枚追加。ジャガイモの皮など一部残っていましたが、8割以上は分解されていました。
3回目(5日分400g)生ごみを投入しました。ちなみに、小さいキエーロでは生ごみと土のかきまぜに「箸・菜箸」が便利かもしれません。
投入前に、箱の四隅に集まりがちな分解残りを中心に移動させるにもスコップより「箸」の方が使いやすいです。水分の微調整には霧吹きも便利です。
2021.9.05
●ミニ10日目・2回目投入
2回目の生ごみ(5日分 約400g)投入しました。
2021.8.31
●ミニミニ10日目・箱 移し替え・2回目投入
3日前に水分を追加、ほぼ分解していましたが、枝豆のさやが多少残っていました。箱が縦長のせいで
かき混ぜが届かず、下のほうに塊りが残りがちでした。そこで、●ミニミニは縦長→横長の段ボール箱に土ごと移し替えました。
土もすこし追加、約12リットルになりました。10日目の予定どおり、2回目の生ごみ(5日分 約380g)を投入。前回より水分多めにしましたが〈キエーロの水分について調べると「泥だんご程度」〉とのこと・・それよりは少なめと思います。水分量がまだ課題です。
●ミニ7日目
分解残りの塊りが多少ありましたが、水分を多めにしたので、ミニミニよりは分解が早かったようです。
塊りをくずして、水分を少し追加しました。
2021.8.28
●ミニミニ6日目
かぶせた土をガーゼごと外して、分解具合を確認したところ・・完全に水分不足、、分解途中で止まっていました。
このところ湿度がとても高かったので、水分をだいぶ少なめにしてしまったのですが、少なすぎました。猛暑の高温で分解中にカラカラになった様子、白く固まっていました(分解途中のほとんどが枝豆のさやでした)。水分を足しました。3日前に投入したほうも水分追加しておきました。様子を見ます。
2021.8.25
●ミニ 初投入
次の5日分(450g)を、ミニに投入しました。
こちらはミニミニより大きいサイズ、黒土11リットル入れました。でも、ミニミニのように表面に菌糸が盛り上がってきそうで、後日土を追加しようと思います。
2021.8.24
●ミニミニ3日目
表面の土に、分解中の菌糸がうっすら出ているのを発見。
ごみの上の土は厚めにかぶせたつもりでしたが、黒土2リットル追加しました。表面からごみの上までかぶせた土は、15cm以上になったと思います。
2021.8.21
段ボールキエーロ実験スタート
厚めの段ボールで、2つサイズ●●を用意。
まずは●ミニミニ 初投入。黒土4リットル袋×2=8リットル入れました→ 3日後、2リットル追加しました 理由はこちらです
我が家は少人数・生ごみもだいぶ減量済(今回は5日分400g)、試しに1つのキエーロに5日分を、交互に入れてみます(各キエーロ10日ごと投入)。コンポスト同様、分解促進のため生ごみは小さく切りますが、面倒なときは投入前に、まとめて容器のなかでキッチンばさみでカットしています(容器は冷蔵庫で保管)。まずは、
箱の底に生ごみが沈まないよう、底に約10cm黒土を入れてガーゼを1枚敷き、
ガーゼの上に土を厚めに入れて生ごみを投入、
ごみの上に土を厚めにかぶせ、再びガーゼを1枚敷き、さらに土をかぶせました。次回以降、表面の土はガーゼごと取り出したいと思います。
ベランダに、金網を敷いてキエーロを置き、透明の蓋代わりのゴミ袋と、虫よけの薄いネットを掛けて、ゴム紐で押さえました。